2016年12月6日火曜日

Pin Up Icon -Bernie Dexter-



ベティ・ペイジにそっくりな容姿で人気のアメリカのピンナップガール、バーニー・デクスター。

夫は元ROCKATSでロカビリーシンガーのリーヴァイ・デクスター。
ロカビリー好き・ピンナップ好きでこの2人を知らない人はいないってほどの人気ぶり。



小さい頃に母親と一緒古着屋に行き始め、50sの服や靴、キャットアイのサングラスを身につけていて、20代前半で本格的にヴィンテージドレスにはまったバーニーは、すぐに50sのドレスを着るのに最適なロカビリーシーンを知りスウィングにも没頭したのだそう。

ヴィンテージドレスを着て週に3回はスウィングダンスクラブに通うのが楽しくてしょうがなかったんだけど、一つとても残念なことはヴィンテージのドレスが、ちょっとぶつかっただけでもすぐ破れたりしてしまうこと。一度破れてしまうと直せないものも多くあり、がっかりすることが多くあったそう。

そんな彼女が、もっとヴィンテージのテイストを気軽に楽しめるように作ったのがヴィンテージクロージングからインスパイアされたアパレルブランド「Bernie Dexter」。



日本にはないデザインの鮮やかなテキスタイルのアイテムがたくさんあるので、ぜひサイトをチェックしてみてください♪

ほとんどバーニーがモデルを務めているので、画像を見るだけでもピンナップスタイルのヘアアレンジやポージングの参考にもなります!


CALL for DOLL Writer : MiwaRock

バーレスクパフォーマー。
ソロのパフォーマーとして活動しつつ、3人のバーレスクパフォーマーで結成したガレージパンクバンド「THE TASSELS」ではベースボーカルを担当し、多数イベントに出演中。

Instagram: @1025miwarock









2016年11月29日火曜日

Pin-Up Icon - Bettie Page-

ピンナップを語るにはベティ・ペイジの存在が欠かせません。




ベティ・ペイジは写真館が開催するカメラ愛好家の撮影会モデルとしてキャリアをスター
トしました。
ボンデージなどSM風の衣装でも臆することなく身にまとい屈託のない笑顔でカメラの前に立つ彼女は、瞬く間に人気のピンナップモデルとなり数多くの表紙を飾りトップの座に君臨します。

写真館モデルをしているときにとあるカメラマンから前髪を切った方が似合うと言われ、その言葉に従って切ってみたところトレードマークとなり、現在ではピンナップスタイルの定番中の定番のヘアスタイルとなっています。





ベティもマリリン・モンロー同様、その障害は波乱万丈だったようです。
2013年にドキュメンタリー映画「Bettie Page Reveals All!」が公開され、日本でも限定イベントとして上映されました。
現在はvimeo ONDEMANDで登録が必要ですが、レンタル・購入できるようです。
Bettie Page Reveals All! オフィシャルサイト(http://bettiepagemovie.com *英語サイト)から
ダウンロードサイトに飛べます。

ちなみに、彼女が撮影で来ていた水着は全部ベティ自身が作ったんですって!
私もバーレスクで使う衣装は自分で作るから超親近感!!



CALL for DOLL Writer : MiwaRock

バーレスクパフォーマー。
ソロのパフォーマーとして活動しつつ、3人のバーレスクパフォーマーで結成したガレージパンクバンド「THE TASSELS」ではベースボーカルを担当し、多数イベントに出演中。

Instagram: @1025miwarock
facebook :








Pin-Up Icon - Marilyn Monroe-

ピンナップ出身の代表と言えば、マリリン・モンローです。
彼女は当時のピンナップモデルの中でも群を抜いて人気があり、飽きられるのではないかと言われるくらいの回数でピンナップマガジンの表紙を飾っていたそうです。




女優として成功した影で離婚やスキャンダルで苦しみ、悲劇の最後を遂げたものの写真の中の彼女は男性だけではなく、女性をも魅了してやみません。


マリリン・モンローの映画でのファッションにはピンナップスタイルへのヒントがたくさん!ぜひ参考にしてくださいね♪





CALL for DOLL Writer : MiwaRock

バーレスクパフォーマー。
ソロのパフォーマーとして活動しつつ、3人のバーレスクパフォーマーで結成したガレージパンクバンド「THE TASSELS」ではベースボーカルを担当し、多数イベントに出演中。

Instagram: @1025miwarock
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WHAT IS PIN-UP?

最近ファッションジャンルとして注目されているピンナップファッション。ファッション誌などでも見かけるようになりましたね。昔から好きな私としては嬉しいかぎりです。
しかしながら、ピンナップって言葉は聞いた事あるけど、そもそも何なの?って人もいるかもしれないので、ピンナップについての基礎知識をご紹介します。


ピンナップの「pin up」とは、1930~50年代当時、兵役中の男性などが男ばかりの生活の中に少しでも潤いをと男性向け雑誌などに掲載されているセクシーな女性の写真やイラストを、自室の壁やロッカーに「ピンで貼る」という行為から来たもの。


カメラが普及していなかった時期に男性向けの雑誌に描かれた、女性のセクシーなイラストから生まれたもので、アートジャンルとして先に確立されていました。



中でも1940年代から活躍していたピンナップアートのレジェンド的存在のアルベルト・ヴァーガスの描く独特の柔らかさと妖しさを持った美しい女性はヴァーガスガールと呼ばれ現在でも広く愛され続けています。

私も実は中学生の時に、ヴァーガスガールのシャープペンシルと定規を買ってもらって大事に使っていた記憶があります。
なぜそんな文房具になっていたのかは謎なんだけど。

また、カメラが普及すると白黒ではあるものの、徐々に生身の女性がイラストで描かれていたようなコケティッシュなポージングで誌面に登場するようになり、カラー写真が表紙に使われるようになる頃には、ピンナップモデルは女優への登竜門と言われるようになり、若手女優の宣材写真としての役割もあったようです。

ピンナップ全盛期は1950年代がピークで、1960年に入るとプレイボーイがオールヌードの際どい写真で売り上げを伸ばすようになり、キュートで健康的なお色気が売りであったピンナップは次第に廃れていくようになります。



しかしながら、70年代後半から80年代にかけてアメリカでネオロカビリーブームが到来し、再び50年代のカルチャーが注目され始めます。

ロカビリーが生まれ広まった50年代のファッションは、ちょうどハリウッド女優がグラマラスに移行した時期でもあり、ウェストマークされたシルエットやデコルテを意識したカットで女性を最大限に魅力的に見せてくれるものが多く、そこに心を掴まれた女性たちがピンナップファッションをただの一過性のブームではなく、ジャンルとして定着させたといってもいいでしょう。


ピンナップが生まれた当時は男性のためだったピンナップガールが、現代は女性たちのファッションアイコンとなっている。
時代の流れというものは、本当に面白いものですね。